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“ウエイトの筋肉”と“スポーツの筋肉”は違うってホント? 「筋肉論争」の是非
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    いつも忙しくさせていただきありがとうございます。

    本日は、“ウエイトの筋肉”と“スポーツの筋肉”は違うってホント? 「筋肉論争」のテーマです。

     

    結論から申しますと、筋肉をウエイトで鍛えても競技を行うことで鍛えても、同じ筋肉なので非常に狭い視野で筋肉だけに着目すると「違いはない」ということになります。

     

    しかし、実際にカラダを動かしているのは筋肉をコントロールしている神経ですので、トレーニングでどのような動きを行ったか、どのような刺激を加えたかによって、その違いは大きく異なりパフォーマンスに影響しています。

     

    例えば、ウエイトトレーニングでは正しいといわれている決まったフォームで、同じ動作を両足が床についたまま、あるいはベンチに横になりカラダを固定したままトレーニング動作を対称的に繰り返します。

     

    反対に、スポーツ競技においては決まったフォームもありませんし、両足が床についたまま行う動作も、対称的に動く動作も稀で、どこを起点にしてどのように動くのかという動作パターンは無数に存在することになります。

     

    このように、カラダの使い方の違いは神経系によって無意識にコントロールする過程を常に学習していますので、ウエイトトレーニングだけを行ったからだと、競技に近いトレーニングを行ったカラダでは同じ筋肉ではあるのですがその質は異なってくるということが理解できると思います。

     

    以下、岡田隆氏の記事を転載いたします。

     

    https://the-ans.jp/training/23232/

     

    トレーニング愛好家に交わされる「筋肉論争」の是非を岡田隆氏に聞いた

    「ウエイトトレーニングで作った筋肉とスポーツで鍛えられた筋肉は違う」。果たして、トレーニング好きの間で度々交わされる筋肉論の是非とは。

     

    柔道全日本男子体力強化部門長であり、現役ボディビルダーとしても活躍する岡田隆氏(日体大准教授)に聞いた。

     

    「ウエイトトレーニングで作った筋肉とスポーツで鍛えられた筋肉は違う」。これは、トレーニングやスポーツ愛好家の間でたびたび上がる、代表的な筋肉論争の一つです。

     

    「スポーツ選手の筋肉は使えるが、ビルダーの筋肉は使えない」という話にまで及ぶこともありますが、ウエイトトレーニングで鍛えても野球やサッカーで鍛えても、筋肉は筋肉。問題は、筋肉の発達のアンバランス、また筋肉を使いこなす神経系へのアプローチが不足していないか、という事なのです。

     

    「体を見せる」ボディビルダーと、「体を使って動作する」スポーツ選手の対比で考えてみましょう。両者は鍛える目的が明確に異なります。前者は「見栄え」、後者は「動作パフォーマンスの向上」です。

     

     究極の見栄えを追求するボディビルダー(以下ビルダー)たちには目指す「体の形」があり、どうやって現状から理想の形に近づけるかを考える。

     

    「盛りたい筋肉」「盛りたくない筋肉」を決めて、筋肥大をしたり、いらない脂肪を削ったりしながら形を整えていきます。彼らの体作りは粘土の塊を精密にノミで削っていく「彫刻」のようなイメージです。

     

     ベンチプレスを例にお話ししましょう。ビルダーがベンチプレスを行う目的は胸の筋肉を盛ることです。彼らは胸を形成する筋肉一つ一つ、あるいは筋繊維一本一本と向き合い、それぞれの筋繊維に沿って鍛えます。

     

    鍛えたい筋肉から負荷をかける位置が少しでもズレると、筋肉は狙いどおりの形に肥大しません。そのため、ウエイトを精密にコントロールしながら、正確に同じ動作を繰り返す技術が必要です。

     

    スポーツ選手とボディビルダーの筋肉の違いとは

     一方、アスリートがベンチプレスを行う目的は、主に相手に競り負けない体作りや競技上必要な押す力の強化。この場合、とにかくパワーを追求するのが目的なので、どの筋肉を使おうが、できるだけ重いウエイトを上げることが最優先です。

     

    関節を痛めつけるような不合理な動きではなければ、自分が最も力を発揮しやすいフォームで鍛えれば良いし、私もケガの危険性がなければ、フォームに関してそれほど細かく指導しません。

     

     皆さん、ボディビルダーの体を見た時、「異常にデカいな」と感じられると思います。事実、見た目の不自然さは動作にも現れます。

     

     例えば太もも前側にあって膝を伸ばす大腿四頭筋が異常に大きく発達していたとする。膝を伸ばすレッグエクステンションばかりやっていると、大腿四頭筋は発達するがお尻の筋肉は発達しない。お尻の筋肉は、立ち上がる、走る、ジャンプをする時などに大きな役割を担っている。

     

    したがって実際に走ったり、ジャンプをしても大きなパフォーマンは発揮できない。これは見栄え重視で筋肉を鍛えるため、「動かす、使う」観点でみるとアンバランスな発達になってしまっているという一例です。(しかし、ボディビルダーでも、本当のトップ選手はほとんどの筋肉が限界まで発達しているため、アンバランスであることもない)。

     

     仮に別個にお尻を鍛えたとしても、すぐさま走ったり、ジャンプをするというような動作に、ウエイトトレーニングで鍛えた筋肉を繋げられないこともある。鍛えた筋肉を実際のスポーツ動作の中で使いこなせない、という事であり、見た目の発達とは裏腹にスポーツパフォーマンスが低いこともあるのです。

     

     一方、スポーツ選手の場合、体を大きくすることはあっても全身の筋肉の連動を使ったウエイトトレーニングである事が多く、どこかだけ異常に発達するようなアンバランスな体型にはなりにくいし、また鍛えた筋肉をスポーツ動作の中で使いこなす技術のトレーニングを行っています。

     

    したがって、見た目の発達よりもスポーツ動作のパフォーマンスが高いのです。余計にビルダーが鈍臭く見えてしまいますよね。スポーツ選手の体型は自然体で美しいと感じるのは、機能的で調和のとれた体、機能美を感じているからなのかもしれません。

     

    ビルダーのトレーニングがアスリートの「鍛え漏れ」に効く

     さて、私は時々、ビルダーのトレーニングをアスリートたちの練習に加えることもあります。ここまでの話を読むと「ビルダーのトレーニングはアスリートのそれとは相反するのではないか?」と思われるかもしれません。

     

    しかし、体を細分化し、個々の筋肉を一つ一つ使いこなすビルダーのマッスルコントロールの技術は、アスリートにもいい影響を与えると考えます。

     

     アスリートたちの「パワーの向上」に重点を置いたウエイトトレーニングでは、使いやすい筋肉ばかりがどんどん鍛えられ、使いにくい筋肉は鍛えられないという、「鍛え漏れ」が生じることもあるでしょう。

     

    怪我やパフォーマンスの低下につながらないレベルのものであれば良いのですが、全員がそういうわけには行きません。そこで、ビルダー流のウエイトトレーニングを取り入れ、安全に、かつ鍛え漏れを起こさず、全身の筋肉を整えていく、という考えです。

     

     最初に言ったように、鍛え上げた筋肉に「使える」「使えない」もありません。互いが持つ肉体を磨く優れた技術を合わせることで、アスリートの競技力向上の可能性も広がるのではないでしょうか。

     

    転載ここまで

     

    フィジカルデザインは、スポーツ選手の痛みへの対応だけではなく、

    スポーツ選手のコンディションについても徹底的に研究しております。

    なお、スポーツ選手の痛み、コンディションについては

    フィジカルデザインのサイトをご覧ください。

     ●スポーツの痛みになぜ悩むのか

     ●コンディションの考え方

     

    皆様のご活躍を応援しております。

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