バス移動によるコンディションの変化
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    このところいつも以上に忙しくさせていただきありがとうございます。

    なかなかブログも更新できず申し訳ありません。

     

    本日は、バス移動によるコンディションの変化というテーマです。

     

    学生の方をはじめ、プロのスポーツ選手においても県外への遠征や試合が必ずあることと思います。その中で、遠征前はコンディションがまずまずだったにもかかわらず、遠征での移動後に「腰痛」が発生したということがいくつかみられました。

     

    その中で多いのが、骨盤が後ろに傾くことによる腰痛で、何らかの原因で腰が丸くなったと考えられます。選手たちの話を詳しく伺ってみると、長時間の移動後から違和感があったということで、その移動中の姿勢に問題があったと考えられます。

     

    これらのことは、移動手段はバスに限ったことではなく、新幹線や飛行機においても同様で、長時間の移動の中ではどうしても楽に姿勢を保つために背中を丸くした姿勢でいることや、脚を組んだ姿勢でいることが多くなると思います。

     

    このような背中を丸くした姿勢は、背骨に含まれる椎間板の髄核の変形を一時的に助長し、カラダを安定させるシステムがインナーマッスルから大きな筋肉へ変化してしまう可能性が出てきます。

     

    結果的に骨盤が後ろに傾く(骨盤後傾:こつばんこうけい)運動パターンに陥りやすくなり違和感が出やすくなります。骨盤の変化はパフォーマンスに大きな影響をもたらしますので、腰の筋肉は無意識的に元に戻そうと緊張を強め頑張りますが、腰の力だけでは修正できませんので結果的に腰痛が発生してしまうのです。

     

    このような状態の回避は、やはり同じ姿勢を長く続けないことがポイントになると思います。しかし、長時間の移動中では姿勢を多様に変化させることも難しいと思いますので、移動後に骨盤が後傾になる傾向があるならば、到着後いきなり競技のアップなどを行う前に、大胸筋やハムストリングスのストレッチ、うつ伏せ姿勢を取り入れるなど骨盤を前傾に戻すような修正が必要かと思われます。

     

    当店にお越しくださっているプロスポーツ選手の中には、新幹線の移動中には車内の散歩やデッキで体操を行われる選手もいらっしゃいます。バス移動の場合はトイレ休憩のときなどに寝ているのではなく、できるだけ車外に出てカラダを起こすような体操を取り入れるなど試みてはいかがでしょうか。

     

    フィジカルデザインは、スポーツ選手の痛みへの対応だけではなく、スポーツ選手のコンディションについても徹底的に研究しております。

    なお、スポーツ選手の痛み、コンディションについてはフィジカルデザインのサイトをご覧ください。

     

     ●スポーツの痛みになぜ悩むのか

     ●コンディションの考え方

     

    皆様のご活躍を応援しております。

    フィジカルデザイン

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